ポケットの中の祈り 26人のアンソロジー
いのちのことば社フォレストブックス
日々生きていると、時に「なぜ、こんな苦難が自分に降りかかるのか…」と、打ちひしがれるような思いになることがあります。
カウンセラーであってもそれは同じです。
表面的には普通にしていても、人に会って愉快に過ごすようなエネルギーはとてもない時に、ふと目にした言葉が、あたかも一筋の光のように、私たちの目の前を明るくしてくれることがありますね。
この本は、クリスチャンの作家、哲学者、芸術家などの著作から、そんな一筋の光につながるような詩文を集めて編まれています。自分の置かれた状況で、どの人のどの言葉が響くかが変わってくるのも面白いものです。お気に入りの言葉が見つかったら、自分の大事な言葉として、時おり思い出してみると、気持ちがすーっとなったり、顔を上げてみようかという思いになるかもしれません。
小説を読む気力がない時でも、こういった短い文章なら、パラパラと眺めやすいと思います。ぜひお手に取ってみて下さい。
カウンセラー 木下 芳美