これは、投薬前のデータを取得することで、服薬による変化をモニターし副作用を早期発見する為に必要だからです。
また、うつ病に似た症状を示す病態として、鉄欠乏状態・甲状腺機能低下症・低たんぱく状態・更年期症状などが挙げられます。血液検査でそれらの疾患を除外することが大切です。
投薬後は安全性を確認する為に、定期的に血液生化学検査を行います。また気分安定薬などを服薬している場合、血液中の薬物濃度をモニターする為、定期的に採血を行います。こうした血液検査は安全な薬物療法の継続には必須のものと考えます。
これら保険診療の対象となる血液検査に加えて、当院では栄養療法に用いる為の詳細な血液検査を導入しています。