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認知症

年を取ると、多少のもの忘れはあるものですが、認知症はそういった加齢現象とは違い、正常だった脳の働きが低下していく症状です。

はじめは、思い出せない、覚えられない、分からない、などだんだんと日常生活が上手に送れなくなってきます。やがて、幻覚・妄想などの意識障害、徘徊などが現れ始め、周りの人々にも影響を及ぼし始めます。
「認知症」という言葉そのものは病名ではなく、そういった独特の症状の総称です。

認知症の種類にも以下のように様々なものがあります。

アルツハイマー型認知症
最も頻度が高く、脳の中に異常なたんぱく質(βアミロイド)が蓄積することによって、健康な神経細胞が破壊され、脳が次第に委縮する病気です。初期の段階では短期記憶の障害がみられます。
レビー小体型認知症
記憶障害以外に、幻視、パーキンソン症状(体のこわばり、動作が遅くなる、転倒しやすくなる)が現れやすく、頭がはっきりしていたりぼーっとしていたり、日によって症状の変動が起こりやすいのが特徴です。
早期には認知症が目立たず、幻覚や妄想、抑うつといった精神症状が前面に出てくることもあります。
前頭側頭型認知症
盗癖や無銭飲食など、反社会的な行動を特徴とする認知症です。過食や性的逸脱、早期から尿・便失禁、放尿などもみられます。
これらの異常行動により、介護者は疲弊しますが、記憶は保たれるため認知症と診断されない場合があります。
脳血管性認知症
動脈硬化が原因で、脳梗塞などにより引き起こされる認知症です。脳の病変の場所によって、手足の麻痺、ろれつが回らないなど様々な症状を引き起こします。
その他
脳腫瘍、脳炎、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、甲状腺機能低下症なども認知症の原因の一つです。この中には手術や治療で改善が望めるものも多いので、早期発見が大切となってきます。

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